痛風とは

痛風尿酸結晶 痛風とは 、" プリン体 "の分解による" 尿酸の結晶 "が血中に溜まり、痛みが発症する病気です。
痛風は、よく食べる人やよく飲む人、血液がドロドロになっている人がなりやすく、 生活習慣と非常に密接しています。
また、あまり知られていないことですが、運動を激しくする人も痛風になりやすくなります。
痛風についてこのようなことを3分でわかるようまとめましたので、" 痛風かな? "と思われた方は、是非参考にしてください。
はじめに 痛風発症 の流れから説明し、 痛風の原因 や 症状 、 痛風の治し方 や 管理人の痛風治療法 と順に説明していきます。


痛風発症プロセス

痛風の発症プロセスは次になります。

・食物に含まれるプリン体を摂取、または体内(細胞)にプリン体が存在する。

・プリン体が体内で分解され、尿酸が生成される。

・腎臓により尿酸が膀胱に送られるが、体外に排出されなかった分が血中に戻る。

・血中の尿酸濃度があがり過ぎた状態で一定期間経過すると、尿酸が結晶に変化する。

・血管や関節の潤滑内に結晶が浮遊・付着し、白血球がこれを異物として認識して攻撃する。

・攻撃時の分解成分が組織に炎症を与える。

・痛みとなる。

痛風の詳細は、痛風詳細


痛風となる人の原因

痛風が発症する人の原因としては、以下が挙げられます。

お酒の飲み過ぎ
お酒は尿酸の生産を増やし、尿酸の排出を妨げます。

食べ過ぎ
プリン体の過剰摂取により尿酸が増加し、また増加した脂質により尿酸の排出を妨げます。

ストレス
尿酸の生産を増やし、ストレスホルモンにより尿酸の排出を妨げます。

その他
先天的なもの、他の血液の病気、薬の影響等。


痛風症状

痛風の症状は、足の指先、指関節、付け根、足首、くるぶし、足の甲、膝、手の指先、指関節、付け根、手首、手の甲、肘、他に股関節や肩などに非常に強い痛みが突如あらわれます。
痛む箇所は赤くなって熱を伴うことが多く、初期症状で約70%以上の人が、足の親指からと言われています。 これは体温の低い部位ほど尿酸が析出しやすいためで、そのまま放置してると足趾の変形を好発します。
このような痛風発作は繰り返すたびに症状は悪化し、発作の痛みは骨折の痛み以上といわれ、非常に苦痛を伴うようになります。
発作は2〜3日程度続いて1〜2週間もすると治ってしまいますが、治癒したわけではないので再度痛風発作が現れます。 症状の状態によって痛風発作の周期は異なりますが、治療しない限り何度でも痛風発作があらわれ、更には周期が徐々に狭まっていきます。
また、痛風の痛みは薬で抑えられますが即効性があるわけではないので、薬の効果がでるまで痛みは治まりません。 痛みが発症した場合の簡易対処法(内服薬以外)ですが、痛む箇所に冷温シップか神経痛に効くクリーム等を塗って安静にします。
痛風の症状の詳細は、痛風の症状

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痛風かなと思ったら

自分で判断はせず、まずは病院で診察を受けてください。
最近は、20代前半でも痛風となる方が多いそうなので、若いから大丈夫なんて思わず必ず診察してください。
痛風は、内科で診察してもらえます。検査内容としては血液の採取となります。
また、自宅で簡単に痛風検査ができるようなものもあります。


DEMECAL(デメカル)血液検査キット
詳細は、痛風検査キット

痛風の症状によく似た偽痛風という病気もあります。
痛風は、尿酸が結晶化することにより痛みを発症しますが、偽痛風はピロリン酸カルシウムの沈着により発症します。
偽痛風の詳細は、痛風と間違えやすい病気


痛風になったら

痛風になったら必ずしなければならないのが生活の改善です。
薬を飲むのも当然ですが、根本的な改善にはなりません。
痛みがひいたとしても、生活を改善しない限り何度でも痛風の症状がでます。
以下、痛風になったら最低限しなければならない対策です。

お酒を減らす
お酒を飲む方はお酒の量を減らします。
アルコールの全てが痛風にはよくはないのですが、 特にプリン体を多く含むビールを減らします。
痛風のお酒の詳細は、痛風とお酒

水分を多くとる
水分を多く取ってトイレに行く回数を増やし、痛風の原因である尿酸の溜まりにくい体の状態を保ちます。
ここでいう水分とは、お茶やジュース等は含まれず、”水”のみを示します。
トイレは1日に6〜8回、水分は2L程度が理想です。

食べる量(カロリー、脂質)を減らす
痛風は、エネルギーの取得過多によりおこるものです。
実際に痛風患者の40〜70%が脂質異常症(高脂血症)も発症しています。
カロリーの計算と脂質の多いものを避けて食事をするようにしましょう。
脂質異常症の詳細は、痛風と脂質異常症

痛風の治療と食事療法 組み合わせ自由な新レシピ付き

アルカリ性の食物の取得を増やす
アルカリ性の食べ物を取得し、尿の酸性度を下げます。
ひじきやわかめ、昆布等があります。
痛風の食事の詳細は、痛風と食事

運動をする
運動をする事により、過剰に取得しているエネルギー(脂肪)を燃やします。
脂肪を燃やす事により血液の脂質が改善され、尿酸の排出がスムーズになります。 また、余計な脂肪(細胞)を減らすことにより、日々の尿酸の生産量を減らします。
運動は激しいものを控え、軽いランニングやウォーキング等の有酸素運動を行います。 激しい運動は、細胞を破壊して多くの尿素を生産するため、痛風の方は絶対にしてはいけません。

ストレスを減らす
ストレスを減らすことは一番難しいと思いますが、ストレスの少ない生活を心がけます。
ストレスを減らす事で尿酸の生産が減ります。

タバコを減らす
これはどの病気にも言えることですが、タバコは体に非常によくありません。
特に高尿酸血症と喫煙が重なると心血管系の障害のリスクが非常に高まると言われています。

管理人の痛風治療

痛風の治療は必ず医師の指導の元行います。 痛風は生活習慣病であるため今までの生活を大きく改める必要があり、治療を継続していくために相当な根気を必要とします。
そこで今の生活を極端に変えるのではなく、生活に少しの工夫をして楽な気持ちで痛風と付き合っていけないかと思い、私なりの痛風対策を考えました。
以下が私が実践している痛風対策です。

お水はアルカリイオン水か水素水
お水は多く取った方がよいのですが、水道水より効果があるものがあります。
それはアルカリイオン水、または水素水です。 これらの水は、電解質の一つで、アルカリ性を示します。
痛風の方は体内が酸性に偏っているため、アルカリ性の水を取ることにより体内の活性酸素が効率良く中和され、理想とされる弱アルカリ性体質に近づけます。 また、原水が天然水であればミネラルを多く含んでおり、一層の効果が期待できます。
アルカリ性の還元電位が-200mV以上のものを水素水、以下をアルカリイオン水と呼ばれており、 還元電位が強い方がよりアルカリ性に強くなります。


キリン アルカリイオン水

中京医薬品 水素水

ビールからホッピーへ
私はお酒(特にビール)をよく呑むのですが、痛風となってからはビールは2杯までとし、あとはホッピーやクエン酸サワー等にします。
ホッピーにいたっては、プリン体は0、低カロリー低糖質で通常のビールに比べて、非常に痛風にやさしいお酒です。
クエン酸サワーは、クエン酸が尿をアルカリ化させ、更に尿酸の排泄を促します。 クエン酸は、グレープフルーツやレモンにも多く含まれているので、これらのフルーツで割ったお酒もいいかもしれません。
ただ、勘違いしてはならないのは、アルコール自体は痛風患者にとって大敵であることにはかわりません。 多くクエン酸を取得したからいくら呑んでもよいというわけではありません。あくまで、他のお酒に比べて痛風に影響が少ないということを忘れないでください。
お酒の一杯おきに水を飲むだけでも非常に効果があります。

ホッピー

黒酢を飲む
※2011年から飲まなくなりましたが症状が悪化するような事にはなりませんでした

一日一回、黒酢を飲むようにしています。
黒酢には、血液の抗酸化作用と血液をサラサラにする血流改善、更に高血圧予防効果があるので、 痛風で汚れている血液を正常化させるにはとても効果があるかと思います。
黒酢はストレートで飲むのは厳しいので、水や牛乳で10〜20倍に薄めて飲みます。それでも飲みづらい方は、黒酢のサプリメントもでているので、こちらを利用してみるのもいいかもしれません。


 やずやの香酢

煙草は電子煙草へ
タバコは痛風の方にとって動脈硬化を引き起こす可能性がるので非常に有害でありますが、急にやめることはできないと思われます。
気分を紛らわせる程度ではありますが、タバコの代わりになるような電子タバコもあります。
電子たばこ


以上を実践しているのですが、2006年から薬も飲まずに痛風の発作は発症していません。 食べたいものも食べ、飲みたいときに飲みにも行っています。
生活をする上で私が一番痛風に効果があると感じているのは、水を多く飲むことです。 トイレの回数は増えますが、痛風が発症しているときは体の状態が変わるのを感じられます。
逆に私の中で一番してはいけないと感じたのがお酒の飲み過ぎによる二日酔いで、週に2,3度程繰り返すと確実に痛風発作が出ました。
個人によって、痛風発作の発症条件は異なるかと思いますが、自分がどの状態のときに痛風発作が出るかを見極めるのも大切かと思います。
その状態を見極めた上で、自分の思う通りの生活を送っていけば、痛風は怖いものではなくなると思います。

※※※注意※※※
管理人の痛風治療は、個人の体験や知識から考えられたものであって、医師の適切な治療が必要な痛風の方に勧められるものではありません。 効果についても個人差があると思われます。個人の責任の範囲で参考にしてください。

【自宅で簡単に痛風検査】

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『痛風とは』 サイトリニューアル
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『痛風とは』痛風とお酒、痛風と食事 更新
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『痛風とは』公開
 

『痛風とは』
〜3分でわかる〜







痛風 Q&A

Q.ビールは痛風になりやすい?
A.ビール以外もほぼ同じです
ビールは他のアルコールと比較してプリン体を多めに含んでいますが、外部からのプリン体摂取は然程問題ではありません。アルコールの分解時に発生するプリン体の方が問題です。
コチラへ⇒痛風とお酒


Q.痛風は治る?
A.発症は治まります
痛風は治らないと言われていますが、発症は治まります。私自身症状が治まってから1度も再発せず、数値も健常者と同じです。ですので、生活習慣を改善すれば問題なく正常な状態になると思われます。痛風は生活習慣に密接しているので、習慣を変えないと発症する可能性が高まるので、治らないと言われていると考えます。


Q.痛風には何が良い?
A.水分を多く取ることです
尿酸を対外に排出すれば、痛風になりにく体内環境を作ることができます。1日1.5Lのお水の摂取が目標となります。水中毒には注意してください。
コチラへ⇒痛風とお酒


Q.白子やレバーは痛風の原因になる?
A.気にするほどではありません
プリン体の含有量は多いですが、痛風対策の基本として外部摂取のプリン体を気にするよりも、体質の改善が重要です。尿酸を溜めない体を作らないと痛風が何度でも発症します。
コチラへ⇒痛風と食事


【 自宅で痛風検査 】
痛風の検査は自宅でも可能です。
病院へ通う時間が無い方や痛風の定期検査にご利用ください。
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