脂質異常症とは

脂質異常症とは、血液中の脂質が過多、過少である病気です。
脂質と血液中に含まれるはコレステロールや中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸を示します。 主に以下の症状のどれか一つを示すときに脂質異常症と判断されます。
・コレステロールが多い(高コレステロール血症)
・LDLコレステロールが多い(高LDLコレステロール血症)
・HDLコレステロールが低い(低HDLコレステロール血症)
・トリグリセライド(中性脂肪)が多い(高トリグリセライド血症)

日本には潜在患者も含めて2,200万人が脂質異常者であると言われ、男性では30代から50代にかけて増えて50代ではおよそ2人に1人、女性では50代から増え始め60代でおよそ3人に1人となっています。

また、脂質異常症は遺伝します。遺伝子を片方の親からだけ受けついだ場合をヘテロ型、両方から受けついだ場合をホモ型といい、ヘテロ型の脂質異常症は500人に1人、ホモ型は100万人に1人くらいの割合です。

脂質異常症の症状

脂質異常症は、脂質が血管内に溜まっていくだけなので自覚症状が全くなく、 気づいたときには動脈硬化を経て心筋梗塞や脳梗塞等の大病になっています。 特に多いのが急性膵炎を起こして見つかることがよくあります。急性膵炎は、激しい痛みが背中から上腹部に出現するのが特徴で、そのほか食欲の減退や嘔吐などの症状が出ることもあります。脂肪が多い食事をしたりお酒をたくさん飲んだりした後に激しい腹痛がある場合には、急性膵炎の疑いがあります。

脂質異常症の検査方法

脂質異常症は、血中の脂質を測ることにより判明します。
血中の検査は、測定の12時間以上前から食事をとらないようにします。
血中の脂質が以下の値のときに、脂質異常症と診断されます。
・高LDLコレステロール血症
140mg/以上
・低HDLコレステロール血症
40mg/未満
・高トリグリセライド血症
150mg/以上

脂質異常症の治療/改善方法

脂質異常症の改善には、食事両方や運動療法、投薬があります。
投薬に関しては、一時的な改善はみられますが、根本が改善さたわけではないので、生活自体を改めなくてはなりません。
主な改善方法としては以下が挙げられます。
1.禁煙
2.食生活の是正
・偏よった食生活ではなく「栄養バランスのよい食事」
・飽和脂肪酸(おもに獣肉類の脂肪)1に対して不飽和脂肪酸(おもに植物性脂肪や魚の脂)を1.5〜2の割合でとる
・ビタミンやミネラル、食物繊維をしっかりとる
・高コレステロールの人は、コレステロールを多く含む食品を控える
3.適正体重の維持
・摂取総エネルギー量を抑えて、適正な体重を保つ
4.運動の増加
が必要となります。
特に、中性脂肪が多い人は、油脂、糖質、果物やお酒を控えるようにします。

脂質異常症 参考)厚生労働省


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